茨城大学農学部地域総合農学科
准教授 博士(学術)

内田 晋

Susumu UCHIDA
本文へジャンプ

日本語で修士の学位を希望される留学生の皆様へ

 近年、日本語を学んだ後に当研究室で大学院の修士の学位を志望する学生が増えています。そこで、当研究室の修士課程について紹介します。

1.入学に必要なこと
 大学院に入学するためには、茨城大学農学部の学生が4年間で学んだことを、同じように身に着けていることが望ましいです。農業の経営や農村に関すること、栽培に関すること、農業を支える技術といった農業の専門知識の他、物理学、化学、生物学、数学の基礎的な知識が必要です。数学は、少なくとも初等関数の微分や積分、行列計算などの線形代数、確率や検定といったことを学んでおいてください。

 もう一つ必要なのは、研究の計画を立てることです。具体的な対象についての問題意識を持って研究目的を定め、研究方法を決め、明らかにしたいことを説明できるようにしてください。

2.研究生について
 学外の留学生が本学の修士課程に入学する際には、まず研究生として入学し、そこで大学院の入学試験の準備をするケースが多いです。来日時点で、上で述べた「入学に必要なこと」が準備できていない人も、そこで準備することができます。ただ気をつけていただきたいのは、研究生の課程では研究室に所属して教員の指導を受けることはできますが、授業はありませんので、基本的にはすべて自分で勉強して知識を身に着けてもらう必要がある点です。費用の面を含め、十分な計画を立ててください。

3.本研究室の研究生を志望する場合の手順
 本研究室を志望される方には、まずA4で1枚程度の研究計画書を提出してもらっています。これは、テーマが当研究室の研究内容にふさわしいかどうかを確認するためです。ご連絡いただく際には、
・履歴書 (最低限、国籍・学歴・現住所を記載してください)
・研究計画書
を添付し、メール本文中でもよいので
・修士課程への進学を希望するか、さらに博士課程まで進学するか
・出身大学で履修した科目のうち「農業」と「環境」に関係する科目名
を書いていただけると、手続きが円滑に進みますので、ご協力をお願いします。

4.研究生の出願の手続き
 研究計画が確認できたら、研究生としての受け入れを承諾しますが、これは出願の手続きを進めても問題ないということだけの確認ですので、研究生としての合格や修士課程への進学の許可を意味するものではありません。出願する場合の手続きは以下の通りです。なお、書類の入手や検定料の支払いに関するご協力はできませんので、ご理解をお願いします。

・出願のための書類を入手する
出願書類の添付された「研究生受入案内」をダウンロードしてください。郵送を希望される場合や問い合わせは、ホームページに掲載された連絡先に電話してください。

・検定料を支払う
検定料は本学で指定した振込用紙を用い、日本国内から振り込んでいただきますので、事前に別途、農学部事務から振込用紙を郵送してもらってください。実際に振り込むのは代理人でも結構ですので、その場合は代理人宛に振込用紙を送ってもらうようにしてください。

・出願書類を提出する
受入案内をよく読み、該当する期日に提出してください。「指導教員連絡状況調書」については教員が提出しますので、受入案内に書かれているように事前に送付してください。記載内容についての情報はそれまでに送ってください(特に6、7、8)。予期せぬ手続きが発生する場合もありますので、期日には余裕を持ってください。合格したのにビザの発給が遅れて来日できなかった例も発生しております。

・書類審査と面接
出願者に対しては書類審査と面接審査を行います。面接審査については、電子メールまたはFAXを利用する場合があります。審査結果は農学部事務から送付されます。

事務手続き以外で不明な点がありましたら、いつでも電子メールでお問い合わせください。